◆ 白濱神社 ◆
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---- 伊豆ノ国最古の宮 ---
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◆ 白濱神社御祭神(ごさいじん) ◆
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主神(しゅしん)
- 伊古奈比めの命(いこなひめのみこと)
*三島大神(事代主命)の最愛の后神様で、縁結びと子授けの神様です。
- 三島大神(みしまのおおかみ)(別名 事代主命(ことしろぬしのみこと))
*大国主命(おおくにぬしのみこと)の御子神様にあたり、大国主命を別名大国(だいこく)さんと呼ぶのに対して、事代主命は恵比寿さんと呼ばれ商業と漁業の神様です。
相殿(あいどの)
- 若宮、剣の御子同様三島大神のお供の神様で、女の神様です。
- 若宮大神(わかみやのおおかみ)
- 剣の御子(つるぎのみこ)(武道の神様)
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◆ 白濱神社御由緒 ◆
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白濱神社の御祭神の三島大神(別名事代主神)は、その昔(今から2000年以上も昔のことです。)
南の方から海を渡ってこの伊豆へやって来ました。
伊豆でも特にこの白浜へ着かれたのは、その白砂の浜があまりにも美しかったからです。
そして白浜に着いた三島大神は、この地主であった富士山の神様に会って伊豆の土地を譲っていただきました。さらに、三島大神は伊豆の土地が狭かった為お供の見目(みるめ)の神様、若宮の神様、剣の御子と、
伊豆の竜神、海神、雷神の助けをかりて、島焼き、つまり島造りを始めました。
最初に、一日一晩で小さな島をつくりました。
初めの島なので初島と名づけました。次に、神々が集まって相談する島神集島(現在の神津島)、
次に、大きな島の大島、次に海の塩を盛って白くつくった新島、次にお供の見目、若宮、剣の御子の家を
つくる島、三宅島、次に三島大神の蔵を置くための御蔵島、次に沖の方に沖の島、次に小さな小島、
次にてんぐの鼻のような王鼻島(ほうでしま)、最後に十番目の島、十島(現在の利島(としま))をつくりました。
七で十の島をつくりあげた三島大神は、その島々に后(きさき)を置き、子供をつくりました。この后々や
子供達は、現在でも伊豆の各島々に式内社として奉られています。三島大神は、后達やその子供達を
大変愛していましたが、そのなかでも伊古奈比しょう命とお供の見目、若宮、剣の御子を連れ再び白浜に
帰って来ました。そしてこの白浜に大きな社(やしろ)をつくり末長くこの美しい白浜で暮らしました。
それが、この白浜神社です。
現在の白浜神社の御本殿は一つでその中にこの三島大神、伊古奈比めの命、見目、若宮、剣の御子を
合わせてお奉りしていますが、以前は、本殿が二社あって、右側に三島大神左側に伊古奈比しょう命が
それぞれ仲睦まじく奉られていたそうです。 |
◆ 歴史に現われる白浜神社 ◆
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最古のものとしては、日本後紀淳和(じゅんな)天皇・天長九年五月二十二日の條に「伊豆国言上、三島神、
伊古奈比めの命神二神預名神。。。。。。」とあります。
今から約千二百年ほど昔の記事です。
この他、続日本後紀、文徳実録、三代実録等にも現われその位は、後土御門天皇文亀元年には、三島神、伊古奈比しょう命神共、正一位という高い位を受けています。そして、延喜式には、三島神社、伊古奈比しょう命神社が二社共、この白浜に鎮座していたことが書かれており、その社格は三島神社が官幣大社、伊古奈比しょう命神社が国幣大社となっています。
白濱神社とは、この二つの社を一つにした名で昔は、三島神社、伊古奈比めの命(いこなひめのみこと)神社二つの社が並んで現在の御本殿の場所に祭られていたと御由緒に書かれています。
白濱神社の起源は、人皇六代孝安天皇元年(今から二千年以上も昔)ということですから伊豆では一番古い社となっています。 |
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◆ 祭典 ◆
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白濱神社の祭典は、毎月1日・15日の月次祭(つきなみさい)を始めとして、年間数多くありますが、その中でも例祭(れいさい)は屈指の祭典です。
10月28日 |
- 前夜祭(午後5時)
- 火達祭(午後6時)
(ひたちさい)
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*火達祭は、神社裏の海岸で行われる伊豆随一の火祭で、伊豆の島々の后神達や御子神達に三島大神の祭典を知らせる合図の祭です。 |
10月29日 |
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*白濱神社祭典最大の祭です。 |
10月30日 |
- 御幣流祭(午後4時)
(おんべいながしさい)
- 後夜祭(午後5時)
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*御幣流祭は、三日間の祭典が無事終了した印に御幣という物を海岸から各島々に流す祭で、神社裏の大明神岩で行われます。 |
この他、無形文化財の三番叟(さんばそう)の舞は、29日午前6時神前に奉納されます。
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◆ 文化財 ◆
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- 無形文化財 「三番叟(さんばそう)」 下田市指定
- 史跡 「火達山祭祀遺跡」 下田市指定
- 天然記念物 「青桐樹林」 国指定
- 天然記念物 「伊吹樹林」 静岡県指定
- 文化財 「大久保永安奉納鰐口」静岡県指定
- 文化財 「薬師如来座像」 下田市指定
- 文化財 「神鏡三面」 下田市指定
- 文化財 「掛仏一面」 下田市指定
- 文化財 「北条早雲朱印状」 下田市指定
この他の宝物としては、「三宅記」、「奉納額三面」、「拝殿の彫刻」、「神社裏の奇岩」などがあります。 |
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◆ 神社及び社殿 ◆
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現在の境内地の面積は4588坪、境外地は8000坪余りですが、往古の神領はその何十倍に及ぶ広大なものでした。
御社殿は、大正11年の造営による三社間流造向拝付総檜(ひのき)造銅葦の本殿と、萬延元年造営の入母屋造向拝唐破風付総欅(けやき)造瓦葺の拝殿を主体とし、その他江戸末期造営の境内社、社務所、参集所などがあります。 |
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◆ お問い合わせ ◆
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白浜神社社務所 TEL
0558-22-1183 〒415-0012 静岡県下田市白浜2740 |
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白浜神社の許可を得てパンフレットより掲載致しました。 |
Last Update:99/9/20 |
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